白夜
東京を救ってくれた、
かえるくんのために読みました。
![]() | 白夜 (角川文庫クラシックス)
著者:ドストエフスキー,小沼 文彦 |
まず、かえるくんの言葉から引用しましょう。
そこでかえるくんは黙り込んだ。それから力を振り絞るようにして再び口を開いた。
「フョードル・ドストエフスキーは神に見捨てられた人々をこの上なく優しく描き出しました。神を作り出した人間が、その神に見捨てられるという凄絶なパラドックスの中に、彼は人間存在の尊さを見いだしたのです。僕は闇の中でみみずくんと闘いながら、ドストエフスキーの『白夜』のことをふと思いだしました。僕は……」とかえるくんは言いよどんだ。「片桐さん、少し眠っていいですか。ぼくは疲れました」
「ぐっすり眠ればいい」
(村上春樹 「かえるくん、東京を救う」より)
さて、「白夜」。
ドストエフスキーらしからぬ
ドストエフスキー作品。
ドストエフスキーってこんな小説も書くんですね。
読んでいて、
「若きウェルテルの悩み」を思い出した。
まるで自分のことのように読める作品というのは、
これ以来です。
たった一瞬で、
(文庫ではたった1ページで)
すべてが崩れ去るところが
あまりにも悲しいですね。
次は「悪霊」に挑戦です。
| 固定リンク
「読書」カテゴリの記事
- 本を読まない人はサルである?(2009.02.05)
- 本と読むということ。(2008.04.19)
- 星の王子さま(2008.04.15)
- おはようございます。(2008.04.06)
- 白夜(2009.02.04)



コメント